アニメがつまらない?面白くない?本当にそうなのか

 今のアニメが面白くない、という話をなんかいつでも聞いている気がします。それが本当だとすればアニメはこの世に登場して以来どんどん面白さが減っており現在はもはやどうでもいい出涸らしの出涸らしみたいなものしか残っていない事になります。しかしそう考えると、未だにアニメが漫画・ゲームと並びサブカルチャーのメインストリームの一角を担えている説明が付きません。

 しかし、ぶっちゃけ30年もの間、アニメを見てきた私の目からすれば、現在のアニメが「つまらなくなった」という事は(主観ではありますが)絶対にありません。むしろ制作現場が心配になるほど作品の質は向上しています。エフェクトが進歩しすぎて表現が過剰になったかなー、とか個人的に好ましくない変化は感じなくもないですけど、そんなものは※個人の感想です※で済みますからね。

 そう、つまらないと言うのは個人の感想なんです。確かにあまりにつまらないと感じる人が多い場合はネットで大炎上するなりBDの売り上げで爆死するなりしますが、それは個人の感想ではなく「その作品一作が社会から受けた評価」です。

 アニメがつまらなくなったと言っている人は、作品一つ一つではなく「アニメ全部がつまらない」と個人の感想を言っているんですね。そう言った人は、かつてはアニメが面白いと思っていたんでしょう。しかし今のアニメとは感性が合わなくなってしまい、結果自分が夢中だった頃のアニメを思い出補正で過剰評価しつつ今のアニメをsageる事になるという悪循環、そして不満や悪口ほど多弁になると言う人間の性質にアニメの歴史が長くなるほどに増える「感性の合わなくなった人」。

 歳を取れば人間の趣味嗜好も変化していきます。ずっと同じことを趣味にしていたり、ずっと同じ人を好きだったりすることも、実は難しいわけです。子供の頃にゲームが大好きだった人だって、大人になれば飽きて、今のゲームは面白くない、という人がいます。アニメがつまらなくなったという声が大きいのは、きっと現在のアニメの面白さとは関係なく発生する現象なんです。
投稿日:2016年7月10日

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