アニメ『魔法少女まどかマギカ』がおすすめできる理由

　私はガチのアニメオタクではありませんでした。元々海外ドラマや映画鑑賞が趣味で、マニアックすぎるアニメとかはあまり見なかったりもします。ある時、エヴァンゲリオンを見る機会があり、私の感性は変わりました。アニメが大好きになったのです。否、変えざるを得ないと実感しました。

　ある日気になりました。アニメのランキングをチェックしていると必ず魔法少女まどかマギカが上位にあるのです。少し気になってはいたものの「魔法少女」というフレーズが私を悩ませていました。しかし、見ないわけにはいかないと思い、騙されたつもりで見ることにしました。このアニメは全１２話しかありません。人気があるアニメは放送回数がなぜか異様に少ない傾向がある気がします。第１話から丁寧に見ていきます。

　以下、『魔法少女まどかマギカ』のネタバレを含みますので、お読みになる方はご注意ください。

　このアニメはどんな願いでも１つ叶えることを引き換えに契約を結び、魔女と戦う使命を課せられる。ただ単に魔法少女と魔女が戦うだけのバトル物だと思いきや、契約者に半分騙されたような形で魔女と戦っています。騙されたというのは魔法少女というものは死んだら魔女になってしまうというもので、これは無限ループになってしまいます。そんなことは契約では教えられておらず、魔法少女が渡されたソウルジェムというものが身体から遠くに行った場合は死体と同様になるというのもあり、契約者との不信感にも繋がります。

　契約者は宇宙人であり、魔法少女が絶望することでパワーを搾取しており、そのパワーで宇宙を寿命を延ばしているとのことでした。このアニメの主人公まどかは最後の１２話まで契約者と契約することなく、変身もしません。このアニメの目的は、まどかをいかに契約させないか、という点にあります。まどかが契約して魔法少女になった場合、最強の魔法少女になります。その場合同、様に最強の魔女になるというものです。

　まどかが魔法少女になり絶望することで絶大なパワーが得られます。魔法少女のほむらは、まどかを救うために契約させないために奮闘します。このアニメの主人公は、ほむらだといっても過言はありません。全１２話という短いストーリーながら中身は深く、色濃い内容でした。この続きの映画も思わず見てしまっていました。

　アニメ好きじゃなくても、きっとハマる魅力があると思います。魔法少女というファクターや、個性的なキャラクターデザイン、絵は賛否両論ありますが、一度先入観を捨ててアニメを観てみてください。今ならDVDもコンプリートボックスで販売されています。『魔法少女まどかマギカ』おすすめです！