『ジョーカー・ゲーム』華麗なるスパイたちの活躍を描いたアニメ

 2016年の春アニメ『ジョーカー・ゲーム』は最高傑作でした!!私が「これ観よう!」と思ったきっかけは、キャラクターのビジュアルが好みだったこと、そして豪華な声優陣!だったのですが、第一話の初っ端から、「何が起きてるの?何が起こるの?」とドキドキする緊迫のシーンからスタート。もう私はここで一気に引き込まれていきました。そうなる要素がたくさんあります。映像、音、そして声優さんたちの演技。どれをとっても完璧です。

 どこかしらで「お?」と感じられる部分があると思います。さて、『ジョーカー・ゲーム』って何の話なの?となると思いますが、タイトル通り「華麗なるスパイたちの活躍」を美しく、かっこよく、とにかくオシャレに描いているアニメです。スパイというと、かっこいい爽快なアクションのある海外映画がぱっと頭に浮かぶと思いますが、この『ジョーカー・ゲーム』は日本の諜報機関のお話です。

 陸軍内に密かに設立されたスパイ養成学校『D機関』で育ったスパイたちが、世界各国でありとあらゆる能力・技術をもってして情報戦を繰り広げていきます。全12話のうち、2つのタイトルが前後編となっていますが、基本的には1話完結です。その中で、ストーリーの始まりから終わりまで、緊張が解けるシーンがありません!どのお話にも、時代的な背景だったり人間の複雑な感情であったり、意味が存在しているので、いつまでも深く楽しめる作品だと思います。

 それじゃあ難しいの?というと、そうではないです。だって「かっこいい」から。そもそも私が『ジョーカー・ゲーム』に興味を持ったのは、キャラクターのビジュアルと豪華な声優陣です。「美しく、かっこよく、とにかくオシャレ」と先に書きましたが、『ジョーカー・ゲーム』ってどこが魅力なの?と聞かれたら、本当にまずこの3つの感想です。時代は昭和。そしてスパイものなので世界各地が舞台です。そうなると、この頃ってどういう時代?この時の日本ってどういう立場?この国との関係は?などなど、たくさん疑問を持つところもあります。

 難しいことはさておき、ありとあらゆる(超人的)能力と技術で華麗に、けれども、あくまでスパイなのでひっそりと活躍する姿は惚れ惚れします。ガンガン目立たない。むしろひっそりひっそり、誰にも気づかれないように、しかし怪しまれないように活動しているのが、よりスパイという存在をリアルに感じられます。派手で爽快なアクションももちろん魅力的ですが、『ジョーカー・ゲーム』は特にスパイの持っている、持つべき"静"の部分をサラッとかっこよく描いているのが魅力だと思います。やってることはむちゃくちゃすごいのに、誰も彼もが平然としています。だからこそ、余計にかっこいいのです。

 そして、声優陣で興味を持った私から、ぜひともオススメしたいところがあります。お話の始めに入る、ストーリー概要のナレーション!!ここは毎回声優さんが交代しているので、「この声優さんが大好き!」という方はよーく聴くべきです。ナレーションのシメの一言が、鳥肌が立つくらいかっこいいです。そしてビジュアルや言動も込みで、いわゆる推しメンが決まると何度も繰り返し聴きたくなります。なので自動的に何度も観ることになります。

 ナレーションが始まり、シメの一言でぶわっと鳥肌が立って、OPがスタートしたら途中でストップできません。このOPがまた「美しく、かっこよく、とにかくオシャレ」なのです。すごく華やかで、ワクワク感を盛り上げてくれます。EDも「美しく、かっこよく、とにかくオシャレ」の三拍子が揃っています。スパイ活動の開始!という華やかさがあるのがOPならば、EDは任務完了と新たな戦地への旅立ちがしっとり表現されているように感じます。導入のナレーション・OP・本編・ED……さらに言うと予告までもが全部!三拍子揃っています!!見落とせる部分が一つだってありません。視聴する際には、こちらも注意深く画面に集中することが求められます。……が、気づいたら見事にのめり込んで「ハッ!」とするほどなので、集中は無意識にできます。大丈夫です。

 まずは「どんな感じかな~?」とリラックス状態で観てオッケーです。次に「ハッ!」とした時には、もう誰かにオススメしたくなっているはずですから!!
投稿日:2016年7月12日

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